アメリカビザ解説

 


ビザ面接とは?

 

 手続き上はビザ面接=申請です。
 国務省のサイトにアクセスし申請書(DS160)を送信しただけでは、領事面接に出頭しない限り、申請を行ったことにはなりません。(一部の面接免除ケースを除く)

 

 面接時によくある質問として、「アメリカで何をするのか」、「何処へ行くのか」、「どのくらいの期間滞在するのか」等一般的なものから、「アメリカでの仕事の内容」、「給与」、あるいは「何を学ぶのか」、「卒業後何をするのか」等ビザの種類によっても様々です。重要なことは、申請内容を整理・把握しておくと共に申請するビザの趣旨を理解しておくことです。原則として第三者の同行・代弁は認められません。「案ずるより産むが易し」も珍しくありませんが、入国審査場に似た雰囲気の中での英語の問答に、平常心を保つのもそう簡単ではありません。簡潔に答えられるよう準備しておくことが大切です。

 

 この面接制度はテロ対策の一環として2004年に導入されましたが、領事が面談することにより、その後の指紋採取と合わせて、審査の精度が高まり、結果として不許可になるケースが増えています。
 例えば提出書類の中身を申請者が理解しないまま面接に臨み、申請内容と異なる発言や、一貫性のない説明をしたことにより、領事が疑念を抱き不許可になることがあります。また、管理職ポジションで就労ビザを申請したところ、(あなたの言動から)どう見てもマネージャーとは思えないと云う理由で不許可となったケースもあります。いずれも面接導入以前には考えられなかったことです。

 

 

アメリカビザ解説に戻る