工房閑話

 

 

理不尽な現実


 珍しいケースがありました。
 観光旅行のためESTAを申請したところ、不許可となってしまいました。
申請者には不許可となる理由に心あたりがなかったのですが、念のため渡航目的を丁寧・かつ慎重に説明して、Bビザを申請したところ、221gによる追加審査を経て、「犯罪歴があるため不適格」と判定されてしまいました。かつて、同姓同名等による濡れ衣の被害を受けるケースがありましたが、近年情報の精度が上がり、この種の話を耳にすることはなかったのですが・・・。
 これが、もし米国以外の国であれば、警察証明書を要求され(要求してくれて)、事実が明白になり、めでたくビザが発給されることでしょう。
 米国の場合は厄介です。こうなると、事態を打開するためには、少なからず投資(経費、労力、時間)が必要となります。このケースの場合、費用対効果の観点から手続きを断念しましたが、割り切れない思いが残ります。これもアメリカのビザの難しさの一つと云えるかも知れません。

 

 

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