アメリカビザ解説


Jビザは要注意

 

 このところ「Jビザ申請が不許可となったのですが・・・」という相談が目立
っている。いずれのケースも、15あるカテゴリーの中で、最もよく利用されている企業研修(Trainee)だが、面接後221gで指示された追加資料提出後に214bによる不許可をもらっている。

 

 Jビザ申請に於いて最重要課題は研修プログラムに尽きるが、追加提出を求め
られる資料も研修プログラムに関する事項になる。そもそも国務省認可団体がDS2019を発給したということは、研修プログラムが整っているはずなのだが、領事がこれを認めず、許可を出さないことがある。しかし、このことは一般人には何とも分かりにくく、この事態に直面すると戸惑ってしまうが、221gをもらったからと云って,必ずしも悲観する必要はなく、適切な対応で問題は解決する。例えば、「詳細な研修プログラムを提出せよ」という221gに対しては、より充分に具体的で精密なプログラムを準備しさえすれば許可される。

 

 その道のプロとでもいうべき認可団体が、合格を出したプログラムを上回るも
のを準備するのは、力仕事になるかも知れないが、手を抜いてはいけない。221gに対する努力は報われるが、一旦214bをもらってしまうと、事態打開のためには221g対応とは比較にならない労力が必要となり、しかも許可取得の可能性は著しく下がってしまう。

2019年7月4日 

 

参考

214bによる不許可後の再申請について

 


 

 

 

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